私 「また脱走してきたの?」
 
クロちゃん 「はい。」
 
 
買い物や仕事から帰ってくると
 
こんなふうに迎えてくれたクロちゃん。
 
 
クロちゃん 「おばちゃん、おかえり~。」
 
こんなふうに迎えてくれたことや
 
 
クロちゃん 「暑いのにどこに行って来たの?」
 
 
玄関先の猫の置物に混じって
 
迎えてくれたこともありました。
 
 
クロちゃんがうちの庭に遊びに来るようになったのは、
 
2014年の5月でした。
 
 
耳が何ヶ所も欠けていたし、
 
目やにもよくついていたし、
 
毛づやもよくなかったので、
 
ノラ猫さんだと思っていました。
 
 
飼い主さんがいないのなら、
 
里親さんを探そうと思い、
 
まずは本当に飼い主さんがいないかどうか、
 
ご近所さんにチラシの投函と聞き込みに回りました。
 
 
それからクロちゃんの首輪に手紙をつけました。
 
 
2015年の夏、クロちゃんの飼い主さんが
 
首輪に住所を書いてくださったことで、
 
クロちゃんのお家がようやくわかりました。
 
 
すぐに何度か訪問したのですが、
 
なかなか会えませんでした。
 
 
ある時、ポストに手紙を入れてみました。
 
そうしたらクロちゃんのおばあちゃんから
 
電話がかかってきました。
 
 
7月20日、
 
クロちゃんは、今後は外出を控え、
 
おうちで暮らすことになりました。
 
 
その時のお話
 
 
 
度々、脱走してきましたけどね・・・。
 
 
クロちゃん 「おばちゃん、遊ぼうよ。」
 
 
クロちゃんにとって私は遊び相手だったようで、
 
いつもこんなふうにじゃれていました。
 
 
私の顔を見たら、
 
いつもこんなふうに転がって
 
ニャーニャー鳴いて甘えるので、
 
 
 
私 「ほら、汚れちゃったじゃないの。」
 
 
身体や目やにを
 
よくウェットティッシュで拭きました。
 
 
 
昨日も
 
目やにとよだれで汚れた手と胸、
 
ずっと毛繕いをしていなかった身体を
 
いつも以上に丁寧に拭きました。
 
 
 
クロちゃん、
 
手の組み方を見たら、眠っているようでした。
 
 
 
「クロちゃん、またね!」
 
いつもそう言って別れたから、
 
昨日も、
 
「クロちゃん、またね!」
 
と言う言葉で、お別れしてきました。
 
 
昨日は100件を超えるコメントをいただき、
 
どうもありがとうございました。
 
何度も読ませていただき、
 
改めてクロちゃんは人気者だったんだなと
 
実感しました。
 
 
虹の橋に向かう途中のクロちゃんも
 
驚いているだろうなぁ。
 
 
 
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