
おかあさん「ひなたちゃんがいなくなっちゃったね。」
ネネ「急にいなくなっちゃったね。」
先週の木曜日は
私は食中毒で寝込んでいました。
この1週間の間に
思ってもいなかったことが起き、
自分が寝込んでいたことも
あの激しい痛みも忘れてしまいました。
先週の木曜は
ひなたちゃんはいつもと変わらない
生活をしていました。
この日は
ひなたとこゆきの
血液検査をする予定になっていたので、
夕方、私は起き上がって
2匹を獣医さんへ連れて行きました。
夜、ひなたの検査結果がよくない
という電話をいただいたので、
金曜日も獣医さんへ行きました。
ひなたはこの日もいつもどおり
ご飯を食べていました。
ひなたは
みんなよりたくさんご飯を食べる子で
この日も食べていました。
土曜日の朝、ひなたが急に
ご飯を食べませんでした。
ひなたの様子を見て
ミーちゃんの時と似ていたので
結石が悪さをし始めたなと思いました。
獣医さんで検査をしてもらい、入院。
日曜のお昼頃に
看護士さんから病状の説明をしたいと
お電話をいただき、
すぐに家を出ました。
こういう時は
神様が力を貸してくださるものです。
信号が全部青だったので
すぐに着きました。
獣医さんから
尿が全く出ていないことと
心停止の可能性があることを
お聞きしました。
獣医さんと話し合って
家につれて帰ることにしました。
この退院の決断をする時は
いつも迷います。
退院をさせるということは
点滴を外すことになります。
「看取りをする」
というしたくない決心を
しなくてはいけないことになります。
ひなたにとって
最期の時間をどう過ごすのが
いいのだろうか。
ひなたはどうしたいんだろう?
獣医さんも24時間
ひなたに付きっきりで看ることは
できません。
24時間付きっきりで
ひなたを看ることができるのは
私しかいません。
そう思ったので
退院することに決めました。
ひなたは
ICUのケージの中にいた時は
数値がかなり悪くなっていたので、
元気がなさそうでした。
わが家のカゴに入れられて
私の元へ連れてこられた時は
ひなたの表情が変わり、
ほっとしたような顔に見えました。
この表情を見て
ひなたは
家に帰りたかったんだと思いました。
この表情を見て
私も覚悟が決まりました。
でもたった1日の看取り生活でした。

おかあさん「子猫の時はひなたにお世話になったよね。」
ネネ「うん。」

生後2ケ月の子猫のネネちゃんが
おかあさん役に選んだのは
当時、末っ子だった1歳の
ひなたちゃんでした。

ひなたは
1匹で過ごすのが好きな猫です。
それなのに
おもしろい子猫が1日中
まとわりついてきます。

ひなたの表情や脚を見ると

その時の気持ちが
伝わってくる気がしますが、
ネネが独り立ちするまで
気長に付き合ってくれました。

おかあさん「最後に何を話したの?」
ひなたは退院後、
玄関でカゴから出したら
もう歩ける状況じゃなかったのに、
1メートルくらい歩いたので
驚きました。
抱っこして2階の和室へ
連れて行きました。

和室に2番目に入ってきたのが
ネネでした。
これも驚きました。
ネネは昼間は
1階のタンスの上で過ごすので
あまり2階には上がってきません。

ひなたに
少しずつ近づいて行きます。



ひなたもネネに気づいたようです。

お互いに最期の挨拶を交わしたのか、

ネネは静かに去って行きました。
その12分後の

ひなたちゃん
ネネとひなたは
長い間、深い絆で
結ばれていたようです。

昨日の朝、葬儀屋さんに
迎えにきていただきました。
玄関先で説明を受け、書類を書き、
葬儀屋さんが車の準備をしに
出て行かれた時に
なにげなく階段を見たら
そこにに座っていた猫がいました。

「ネネちゃん、
もしかしたらずっと階段にいたの?」
と聞いたら
走って2階へ行ってしまいました。
ネネが最期のお別れに来ないなぁと
思っていたら、どうやら
階段から見送っていたようです。

昨日は
10月の北海道とは思えないくらい
暖かくて
いいお天気でした。
全国のあちこちで
ひなたを見送っていただきまして、
どうもありがとうございました。

今朝の「0665」の
「わたし、ねこ」に登場した
猫ちゃんの名前は
ひなたちゃん
めざましテレビの
「今日のわんこ」に登場した
ワンちゃんの名前は
ひなたくん
こんな偶然があるんですね。

今朝は大雨、時々雷雨
これから所により暴風雨になるそうです。
今日が葬儀だったら
お庭のお花は摘めませんでした。

今日もお健やかにお過ごしくださいませ。
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コメント
コメント一覧 (8)
病院から連れ帰るのは苦渋の決断ですよね。
今後うちの猫たちに同じようなことがあるかもしれません。
こうしてその時の状況や心情を読ませていただいたことで、もしもの時にはより良い判断ができそうな気がします。
家主さま、ありがとうございます。
説明を受けに病院に行くとき信号が全部青だったのは不思議ですね!
そして何よりネネちゃんの行動が不思議です。
最後に階段でひなたちゃんを見送ったネネちゃん、直接の交流はなくても、このふたりの間には何か絆のようなものがあったのでしょうね。
ひなたちゃんの訃報を知り驚きました(;_;)
眠るように安らかに旅立てた事が救いですね。
苦しむ姿は本当に辛いですから。
何度見送っても辛さは変わりなく
寂しさと哀しみはフォロワーも同じです。
猫だらけのみんなはそれぞれの可愛さと思い出が
家主さんと同じようにありますので、これからもことあるごとに思い出して偲びたいと思います。
これから寒さが厳しい季節になりますので
通院や庭仕事など無理せぬようご自愛くださいませね。
お悔やみが遅くなり申し訳ないございませんでした。
心よりお悔やみ申し上げます。
ひなたちゃんありがとね😺
急なことだったので
みんにゃも、お母さんも
心にポッカリすき間が空いちゃいましたね
私たちもです
この気持ちを虹の橋から感じてくれてるかな~
ね、ひなたちゃん❤️
猫だらけの貴女様の深い愛を感じます
ネネちゃんも手伝ってくれたのですね
ひなたちゃん、虹の橋を渡り
猫だらけのみんなに会えてホッとしてますよね
うちの寂しがりのワン子たちも
虹の橋を渡り寂しい思いしてないかしら
とよく思いますが、、、健全な心身で
お空から私たちを見守ってくれてると
思うことにしてます
奇跡の変わりめ、どうか穏やかに健やかに
お過ごしくださいね
これからも猫だらけさんで何度も登場してくれると思うので、泣くのは今だけにしておきますね。