「猫だらけ」

 

写真 ①




新しい爪とぎを2個、おろしました。


マタタビ付きだったので、みんなが集まって来ました。




みんなそれぞれ楽しんでいるように見えますが、


よく見ると、


楽しんでいない猫もいるような・・・。




今日は皆さんと


猫の世界の「いじめ」について考えてみたいと思います。




<いじめの定義>



「子どもが一定の人間関係のある者から、


心理的・物理的攻撃を受けたことにより、


精神的な苦痛を感じているもの」




いじめか否かの判断は、


いじめられた子どもの立場に立って行うことになっています。




大人の社会でも「いじめ」は存在します。




さて、まずは写真の下の説明を読まずに


すべての写真をご覧ください。



何か気づかれたことがありますか?




「猫だらけ」


写真 ②



写真 ①と②を見ると


ヴィヴィアンとこまりの間で何かがあったように見えます。



写真①で、レナ、しおり、ミー、ひなたが


ヴィヴィアンとこまりをじっと見ているところを見ると


やはり何かがあったのでしょう。




②でも、ミー、ひなた、しおりは


まだ2匹をじっと見ています。




たまたまなのか、意図的なのかわかりませんが


ヴィヴィアンとこまりの間をティファニーが通ったため、


何事もなく終わりました。




こんな近くで何かが起きていたのに


さくらとこゆきは気づいていません。


もしくは興味がないのかも。





同じ場所にいても


気づく猫もいれば、


気づかない猫もいます。


人間と同じです。




「猫だらけ」


写真 ③



しおり、ひなた、さくら、モモの視線に注目してください。



レナがヴィヴィアンの匂いを嗅いでいますね。



「猫だらけ」


写真 ④


ヴィヴィアンが嫌がって、逃げて行っているように見えます。


しおり、ひなた、さくら、モモはまだ見ています。



こまりは微妙ですが、


ティファニーとこゆきは全く見ていません。


気づいていないのか、興味がないのか


どちらかでしょう。



すぐ近くで事が起きても


気づかない猫は気づかない。



もしくは興味がないことには


目が向かない。



気づいていても


何もしない、


何もできない。



人間と同じです。




「猫だらけ」


いじめの定義によれば、


レナがヴィヴィアンにしたことは「いじめ」になるかもしれません。



レナはたぶんそんなことをしたと思っていないでしょう。



レナ側から見れば、「ちょっと匂いを嗅いだだけ」


でも、ヴィヴィアン側から見れば「嫌なことをされた」ことになります。




我が家では、しおりがヴィヴィアンやウランをよく追いかけ回します。


しおりは面白半分でやっていますが、


ヴィヴィアンとウランはしおりが怖いので、本気で逃げます。


臆病で要領が悪く、走るのが遅いヴィヴィアンは


ウーと威嚇、ギャーという悲鳴で必死に防御します。



この声が聞こえたら、


走って現場に駆けつけ、


しおりに一喝し、ヴィヴィアンに大丈夫か声を掛けた後に、


「イヤだったねぇ。」


と、声を掛けると


ヴィヴィアンは嬉しそうに、スリスリしてきます。


ヴィヴィアンは声でサインを出してくれるので、


こちらが気づき、対処できます。



しおりがヴィヴィアンをいじめる場所は


リビングからは見えないキッチンの片隅が多いです。



時々、ウランがヴィヴィアンをいじめる時は


消灯した後のキッチンです。



いじめる時は人目のつかない場所を選んでしています。


人間も同じです。


いじめは見えない所で起きています。


だから大人側は常に注意を払う必要があります。




しおりの行動は明らかに「いじめ」なので、



しおりを厳しく叱りますが、


しおりはなぜ叱られるのか、なかなか理解ができません。



しおりは、「たいしたことはしていない、


面白半分でいじめるつもりなんてなかった。」


と、思っているのでしょう。


だから、何回でもやります。



私がもし、しおりを溺愛していたら、


「いじめるつもりじゃないから、しょうがないか。」


と思うかもしれません。




しおりを見ていると、


だんだんやることがエスカレートしそうなので、


しおりの視線の先にヴィヴィアンがいる時は


注意します。




いじめの対処は


早期発見、早期対処が肝心です。


人間も同じです。




しおりが同じことをミーにしても、


ミーは嫌がらず、遊びに乗ってくるので、


しおりの中で区別がつかないのも仕方がないかもしれません。




同じ行為をしても、ミーにした場合はいじめにはなりません。


なぜならミーは、しおりに仕掛けられて楽しんでいるし、


普段からしおりとの関係が良好だからです。




行為だけを見ると、


いじめかいじめではないのか


判断がつきませんが、


普段の関係を参考に考えれば、判断がつきます。


ただ、普段の関係をよく見ていないと


いじめかどうかの判断がつきにくくなります。


人間も同じです。




「猫だらけ」

最近はしおりがヴィヴィアンを追いかけ回すことが


少なくなりました。



こんなふうにしおりがヴィヴィアンをじっと見ていたら、


「しおりちゃん、ちょっと来てごらん。」


と、声を掛け、興味をそらします。



しおりが膝の上にやってきたら、猫かわいがりします。



我が家の猫のいじめ問題は


あと一歩というところまできましたが、


人間界はますます深刻化しています。


いじめは絶対にあってはならないことです。






<追記>


この記事の真意がうまく伝わっていないかもしれないので、


もう少し書き加えさせていただきます。



本当は人間のいじめについて書こうかと思ったのですが、


猫を通して考えた方がリアルにならず、


皆さんに伝わるかと思い、書きました。



仕事柄、これまでに指導したこともありますし、


現在も生徒さん、保護者の方、先生方から


相談を受けることもあります。




そうした経験をふまえて、


私が思うのは、


いじめは絶対にあってはならないことです。



いじめをなくすためには、


いじめが起こらないような環境作りをさらに強化すること、


普段から人間関係をよく見ておくこと、


小さなことでもちょっとでもおかしいなと思ったら、


話を聴くこと。


今後も大人ができることを皆さんと一緒に考えていければと


思っています。




皆さんに真意が伝わるとよいのですが・・。





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昨日はモモにお祝いのコメントをいただき、


ありがとうございました。





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